保険料の払込期間と総支払保険料の関係
皆さんこんにちは、保険クリニックの齋藤です。
今回は保険料の払込期間と払込総額の仕組みを説明します。
個人で契約する保険は保障内容よりも払込期間(何歳まで保険料を払うのか)の方が大切なことが多いのでご覧下さい。
保険料の安さとは
保険の相談をするときに「保険料は安い方が良い」と考える方は多いと思います。
ここで例を見てみましょう。
女性のAさんは現在月払保険料6,000円の医療保険に加入しているとします。
見直しをする為に保険代理店に行き、「今の保障内容と同じもので保険料が安いものがあったら見直したい」と希望を出したところ、同じ保障内容で月払保険料が3,382円と5,613円の2つの設計が出てきました。
Aさんは月々の保険料がそんなに下がるならと3,382円の方を契約しました。さて、皆さんはどちらを選びますか?
ご家庭ごとに事情が違うので絶対はありませんが、払込総額という点で見ますと、実は5,613円を選んだ方が安くすむ可能性が高くなります。
後出しになりますが、設計書をよく見ると3,382円の保険料払込期間は「終身払い」、5,613円は「60歳払い」となっていました。
つまり、保険料の支払総額で考えると5,613円は1,683,900円で済むのに対し、3,382円は平均寿命の90歳で2,232,120円と約55万円の差が出てきてしまいます。
女性は現在4人に1人が100歳まで生きるといわれておりますので、終身払いだと更に総額が40万円ほど増えてしまいます。老後の生活に長生きリスクを抱えてしまいますね。
使いやすい医療保険とは
上記の様に払込期間を区切ることは支払い総額を少なくする(長生きリスクを無くす)メリットがありますが、ご家庭での収入があるうちに支出を終わらすことで、老後の生活を身軽にする効果もあります。
働いて収入があるうちの5,613円と、年金生活になってからの3,382円では負担感に違いが出るはずです。
もしかするとAさんはそのことを踏まえたうえで安い方を選んだのかもしれません。であれば3,382円の設計はAさんに合った保険となります。
保険の見直しをする際には「月々の支払を安くしたい」のか、「支払総額を安くしたい」のか考えながら検討したいものですね。
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