財形住宅融資制度を使ってお得に住宅ローンを組もう!
皆さんこんにちは、飯田橋店の齋藤です。
少し前から住宅ローンの金利は低水準で推移しておりますが、今回はその中でも優位性がある財形住宅融資制度について説明致します。
財形住宅融資とは
財形住宅融資とは勤務先などで財形貯蓄を行っている人が利用できる住宅ローン制度のことを言います。
返済の開始から終了まで5年ごとに金利が見直される5年間固定金利制です。
用途は建築、購入、リフォームで非常に低い金利で借りることが出来ますが、申し込むにはいくつか条件がありますので順番に見ていきましょう。
利用条件
財形住宅融資の利用条件は5つありますが、全てに該当する必要があります。
①自身で所有、または居住するための住宅を購入、または建築する方。購入後は返済が完了するまで住んでいなくてはなりません。
②財形制度(一般、年金、住宅どれか)を1年以上継続しており、過去2年以内に1回でも預け入れをしていて、その残高が50万以上の方。
③勤務先から住宅購入に関して負担軽減措置(援助)を受けることが出来る方。負担軽減措置には5種類ありますが、どれかに該当すれば大丈夫です。
*リフォーム融資の場合、③の条件は除外。
④独立行政法人勤労者退職金共済機構の財形転貸融資または共済組合等の財形住宅融資を受けていない方。
⑤総返済負担率が次のA、Bの基準を満たしている方。A:年収400万円未満の場合は30%。B:年収400万円以上の場合は35%以下。
気になる金利は?
様々な条件がありますが、金利は次の通りです。
当初5年間の融資金利は0.79%、更に中小企業(従業員300人未満)にお勤めか、18歳未満のお子様がいる場合は更に下がり0.59%です。(2018年5月25日現在)
ネット銀行などでは同水準での融資を行っているところがありますが、5年間固定で考えると十分優位性があると考えます。
もうひとつの特徴として金利の適用時期があります。
通常住宅ローンの金利は融資が実行された日の金利となりますが、財形住宅融資では申込時の金利が有効期限の間ずっと適用されます。
つまり、先に財形住宅融資を申し込んでおき、購入時の他のローンの金利を見ながら有利な方で融資を実行するという使い方が出来ます。
少しでも良い条件で住宅ローンを組む為に、住宅購入の際には選択肢の一つに入れたほうが良い制度ですね。
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