タバコ受動喫煙対策後進国の日本
皆さんこんにちは、飯田橋店の齋藤です。
みなさんの周りでタバコを吸っている方はいらっしゃいますか?
生命保険ではタバコを吸っていない人は保険料が安くなることも多いですが、自分の健康への影響だけではなく、副流煙などで他人に与える影響も考えなくてはなりません。
東京都では受動喫煙防止条例がトーンダウンしておりますが、受動喫煙の健康被害は意識しておかなければいけない健康リスクのひとつですので、今一度しっかりと確認していきましょう!
肺がんへのリスク
代表的なものは肺がんへのリスクですが、厚生労働省科学研究班が日本人を対象に行った研究に対して統計をとったところ、受動喫煙によって肺がんになるリスクはそうでない人に比べ、1.3倍に高まることが明らかになりました。
これにより、国立がん研究センターは2016年8月に受動喫煙による肺がんのリスクをこれまでの「ほぼ確実」から「確実」に引き上げております。
肺がん以外にも、血管の炎症や血栓の形成を促進して虚血性心疾患や脳卒中などの循環器疾患に繋がりますので、タバコは体に良い影響を与えないということが分かりますね。
副流煙に含まれる有害物質
タバコの煙には約5300種類の化学物質が存在し、その中の約70種類は発がん性物質です。
フィルターを通して吐き出される主流煙と、タバコの先から立ち上がる副流煙を比較すると、副流煙の方が有害物質の濃度が高いことがわかっております。
フィルターを通していない分、有害物質が減らずに空気中に出ているというわけです。
ですから煙が外に流れない狭い飲食店や、屋内などの閉鎖的な空間では同じ空間にいると、副流煙を濃い濃度で吸い込むことになります。
健康な人はもちろんですが、子供や妊婦、呼吸器の持病を持つ方への影響は深刻といえます。
日本の受動喫煙対策は遅れている!
このように人体への悪い影響が多いタバコですが、世界から見ると日本の受動喫煙対策は残念ながら非常に遅れています。
理由としては年間約2兆円あるタバコによる税収ですが、世界保健機構(WHO)は残念ながら日本の受動喫煙対策を4段階評価の最低レベルと評価しております。
2020年の東京オリンピックに向けて、これから益々外国人が訪日&滞在しますが、このようなところで日本の評価を下げてしまうのは、もったいないですよね。
更に言うと、受動喫煙の問題はマナーや迷惑の問題ではなく「健康被害」の問題です。
現在受動喫煙対策法により、飲食店や公共のスペースも分煙を進めておりますが、多くの例外により残念ながら足並みがそろっているとは言いにくい原状があります。
いまだに歩きタバコをしている人もいますしね。
よく愛煙家、嫌煙家の言い分を耳にしますが、健康被害があるということを出発点に、全ての人が受動喫煙から守られる対策を取る必要があると思います。
一度にすべては難しいので、まずは自分の周りから意識してみるのはいかがでしょうか。
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