先進医療どんな種類があるの?受け方は?
最近の医療保険には必ずと言っていいほど付加されている先進医療の保障ですが、どんな治療が先進医療になるかのか、いまいち分かりづらいですよね。
またどうやったら受けれるかも意外と知られておりません。
ここでは代表的な先進医療の内容と受診の方法を説明します。
先進医療ってなに?
先進医療とは厚生労働省が一定の安全性と効果を認めた最先端の治療方法です。
ただ健康保険が使えない自由診療というわけではなく、高度な技術レベルと施設基準を満たすと認められた医療機関で受けることができます。
大切なのは、厚生労働省が定めた病院で、定められた治療を受けたものが先進医療と呼ばれるということです。
先進医療ってどんなものがあるの?
先進医療は日々内容が見直され、更新されていきます。2017年6月1日現在では103種類と想像よりも多くの手術が登録されております。
代表的なものとしては、強力な放射線で癌を治療する「重粒子線治療」で全国5箇所の病院で受けることができますが、費用は約300万円と非常に高額です。年間1,600件ほど実施されております。
身近なものとしては白内障の治療を行う「多焦眼内レンズを用いた水晶体再建術」などがあり、こちらは年間7,000件ほど、神奈川県でも44箇所の病院で受けることができます(2017年6月23日現在)。
先進医療の内容は日々更新されており、将来的に新しい手術が登録されることもありますし、今まで先進医療だったものが対象でなくなってしまうこともありますので、受ける際には事前にしっかりと確認が必要です。
先進医療を受けたいときにはどうしたら良いか
先進医療はかかりつけの医師から勧められるものではなく、自分から申し出る必要があります。
大きな流れは以下のとおりです。
①主治医に相談する
現在治療を受けている医師に「先進医療を受けたい」という希望を伝え、紹介状を書いてもらうなど相談に乗ってもらいます。もしくは自分で調べ直接先進医療の実施機関に問い合わせをするのでも大丈夫です。
②専門医が先進医療の合理性を判断
先進医療を受けるには専門医が必要性と合理性を認めなければいけません。
③同意書に署名し先進医療を受ける
治療内容や費用について説明を受け、同意書に署名をしたら先進医療を実施します。
いかがでしたでしょうか。
先進医療は最先端の医療技術ではありますが、私たち自身で事前に調べ、主治医に申し出る必要があります。
費用の自己負担額が大きいのでほとんどの人は医療保険についている特約を使うと思いますので、ご病気になった際は治療の前に担当者に相談するようにしましょう。
*詳細は画像をクリック!